ミニコームを使った講習

〜Asaのアメリカ便り〜
シアトル市内をフェリーで渡って35分、向こう岸にあるベインブリッジ・アイランドで羊毛のクラスが開催されました。
今回参加したクラスは、3C’s & 3L’sという題名で講師はDeb Robson.
3C・・・クープワース、コリデール、コルモ
3L・・・レスターロングウール、ボダーレスター、ブルーフェイスレスター
ロングウールを中心としたクラスでした。それぞれのサンプルを貰い少しはカーダーで紡毛で紡ぎ、残りはロングウールの特徴を生かしてコームで梳毛で紡ぎました。
以前にも使った事はあったのですが今回私が非常に気に入ってしまったのがミニコームから直接紡ぐ方法。なんと素晴らしい紡ぎ心地なのでしょう!
Deb Robsonがお気に入りで使用しているミニコームはLanicombsというブランドでコロラド州で注文が入ってから一つ一つ丁寧に作り上げています。2列綺麗に並んだステンレススチールの歯は普通のコーム程は長くなく、使いやすい長さ。もちろん従来通りにクランプを付けて利用も可能なのですが簡単に手でコーミングができる為コームしてはそれをコームから外すことなくそのまま紡ぎます。Deb Robsonは動作が変わるので一気にコーミングして紡ぐよりも体にも優しく、この方法を好むとの事。
それに加え殆どの羊毛はこのミニコームでコーミングする程の優れもの。すっかりミニコームから直接紡ぐ方法に魅入られてLanicombsのミニコームを入手しました。
日本の皆様にもこの素晴らしい道具を是非使って頂きたいと思い、問い合わせてみました。丁寧に一つ一つ作られるコームは入手するまでに時間が掛かる為、今回特別に8個限定で用意させて頂きました。
東京スピニング・パーティーでぜひ実物をご覧いただき、紡いでみてください。
ミニコーム詳細
重さ:ペア132g
価格:15,000円(8%税込)
梳毛糸を紡ぐためのミニコーム。シェットランドレース用にも最適。
コームしたものをためておいて、紡ぐこともできますが、コームから直接紡ぐのもオススメです。
大型のものと違って、コントロールが効きやすく、日本人の手にもしっくり収まります。
様々な羊毛をコーミングできます。(超長毛種を除く)
房の状態の羊毛はもちろん、スライバーもコーミングすることで抜群に紡ぎやすくなります。

