シアトルのファイバーフィスティバルへ

〜Asaのアメリカ便り〜

ご無沙汰しております

10月末に地元のファイバー・フェスティバル、

「Fiber Fusion」が開催され、友人と参加して来ました。

ファイバー・フェスティバルには必ず動物が何匹かいるのですが、今回は初めてヤクを見ました。

シアトルには物好きが沢山いますがペットとしてヤクを飼っている人がいて驚きでした。

飼主曰く、ダウンとして利用可能なファイバーは約1ポンド(450g位)とのこと!
「一か月で1ポンド?」と聞くといやいや、”一年で”1ポンド!

1ポンドということは、私が飼っているサテンアンゴラ兎と変わらないではありませんか!
何故ヤクを飼おうと思ったか尋ねると、奥様が以前ヤクの帽子を購入しその暖かさに惚れ込み、
丁度その頃25ポンド(約11kg)程のヤクの子供が育児放棄されてしまい、困り果てた飼い主から譲り受けたのだそうです。
犬のクレートに入る程小さかったヤクは、哺乳瓶で育てられ、人懐っこい性格になりました。

この一頭以外にも複数飼っているそうですが、こんな風に連れて回れるのはこの子だけだそうです。
どこで飼っているのか聞くとなんとハンセンクラフツ本社から15分というご近所でした!

 

今回のおめあては、飼っている赤毛のアンゴラと同じ色のメリノを探すことでした。
アンゴラとメリノをブレンドして、ぬいぐるみを編む計画です。
アンゴラの自然の赤毛と市販の色を合わせるのは以外と難しく、何色かブレンドすることにしました。

 

 


 

「Island Fiber」のMaxineとDebbieは地元の羊の毛を染めて売っています。
目玉商品はライケン、日本でいうところの「ウメノキゴケ」に近いもので染めた毛糸です。

 


ミステリーを読むのが好きな私が引かれたのは、
色鮮やかな色が特徴の「The Homestead Hobbyist」というお店でした。
面白いことに、商品全てにミステリー小説に使われるような単語の名前が付いているのです。

私が購入した羊毛は、「Crime Scene(事件現場) 」シリーズの「Chain of Custody(証拠品保管記録)」という名前でした。スーパーファインメリノ、シェットランド、シルクの混毛です。
ハンセンクラフツジャパンのマスコット、ちくわの色に似ています。笑

 

 


宝石好きな私が購入したもう一つは「Gemstone(原石)」シリーズの「Kyanite(カイヤナイト)」、
ブラック・シェットランド、ブラック・ベイビーアルパカ、シルクの混毛です。
「Homestead Hobbiest」の話を聞くと地元のウールと珍しいウールの混毛を試して
紡ぎやすいファイバーを製作するのが楽しくてたまらないとの事。

ランブレ、シルク、ブラック・ウェルシュ・マンクスの混毛、ランブレ、ブラック・ウェルシュ、ラマの混毛等、様々なものがあり、同行した友人はズワータブル(zwartable)、ポールワース、ラマの混毛を購入していました。

今まで「Homestead Hobbiest」も、こういった混毛も見かけなかったので最近初めたのかと聞くと、
昨年東海岸のワシントンDCから
シアトルに引っ越してきたばかりで実は私のご近所さんでした。

 


オレゴン州の中間に位置するShaggy Bear Farmsという牧場では32種の羊を飼っており、
レアシープにこだわり、
できるだけ多くの種を飼っています。

私はデビュレーとサンタ・クルーズ・アイランドの混毛を購入しました。
サンタ・クルーズ・アイランド種は世界で2千頭以下と激レア種だそうです。
カルフォルニア州海岸沿いのサンタ・クルーズ島で見つかった種で
どの様にして島に渡ったかは謎だそうですが恐らくメリノとランブレの子孫と想定されます。

デブラ・ロブソンの著作、「Fleece and Fiber Source Book」によると
1890年代にケヤー氏の牧場で育てられ、
当時5万頭まで飼育していたそうですがケヤー氏亡き後、
遺産相続で子供達が揉め、
1930年代には牧場の殆どが売り払われ、羊は野生化してしまいました。

1978年にサンタ・クルーズ島の殆どを国が買い占め1997年には国立公園になりました。
その時、羊は有害とみなされ多くが殺されてしまいましたが
「American Livestock Breeds Conservancy(米国家畜種保護)」という団体が何頭か引き取り現在に至ります。

多くのレアシープを飼っているこの牧場を皆で是非応援したいものですね!!

Asa

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