Deborah Robson氏の糸紡ぎ講習会2

3日目

この日の教材はBorder Leister, Corridale, Falkland, Wensleydaleでした。
Sarahからは太い糸と細い糸がテーマでした。コリデールでスラブヤーン、フォークランドでスパイラルヤーンなどを練習しました。コーミングとカーディングの違いについても学びました。ボーターレスターで半分はコーミングし、半分はカーディングして違いを実感しました。コーミングしたものは梳毛、カーディングしたものは紡毛で紡ぎます。
コームと言うと長く尖った釘が沢山並んでいてなんとなく怪我しそうで怖いイメージがありました。でも今回実際にコーミングした羊毛を紡ぐと、なんと言えない滑らかさがあって意外といいはありませんか!Deborahはトップでも紡ぎにくいものはコーミングし直す事があるそうです。コームも欲しくなりましたがハンドカーダーと同じでピンからキリまであります。とりあえずこの日は、教室にあったものを片っ端から試してみて、後日購入するものを決める事にしました。
ここでDeborahが作ったスカーフを見せてもらいました。
同じ羊毛の同じ径の双糸を半分は梳毛、半分は紡毛で紡いだ糸で編んだスカーフです。
一見、一色の普通のスカーフに見えたのですが、なんと、梳毛と紡毛の違いが、明かりに透かすと地模様のストライプとなって現れたのです!面白いのでいつか私も似たようなものを作ってみたいと思います。
その後、フェルティングについての講演を受けましたが、一般的なフェルティングにはどの様な羊毛が向いているかいと言うよりは何故羊毛はフェルト化するのかといった内容でした。フェルティングし易いかどうかは羊毛のスケールに大いに関係すると言うところから更に詳しくスケールとフェルティングについて学びました。
4日目

最終日の羊毛はシェットランドでした。色が異なる4種のシェットランドを教材に、
Sarahからはケーブルについて学びました。ケーブルとは双糸にした糸を2本用意し、さらに反対方向に双糸にしたもののことを言います。
ケーブルにすると、糸が丸くなり、強い為、アメリカでは多くの場合編み物で使用され、網目がはっきりする事もあり特に靴下に適していると言われています。私もケーブルヤーンを紡ぐ事はありますが見た目も綺麗なので殆どの場合プレゼントを包むのに使ってしまい靴下に完成した事はまだありません!作ってみたいものの一つに加える必要があるかも知れませんね!
Deborahからは羊毛の性質、構造について講義がありました。繊維の細胞、タンパク質がどのようになって1本の羊毛の繊維になるか、羊毛の構造のどこに水分が含まれるか、などなど・・・。大学の生物の講義を聞いているかのような内容に、完全に理解できたかはちょっと疑問です。
この4日間の勉強会に出席して学んだ事は多くありましたが、仲間と出会えた事がとても大きかったように思います。
北米のあちこちから集まった職業や年代の違う羊毛好きな仲間達・・・お互いに学んだ事を確認し合いながら糸車を回したり、おしゃべりしながら糸を紡ぐ幸せを分かち合える勉強会は、最高に充実した楽しい時間でした。

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